くにうみの先見

地方が活性化し日本にシリコンバレーが生まれる可能性も

アクアラインが無料になったらこうしたビジネスの流れができるでしょう。土地の値段は、東京と同じレベルにまで上がるはずです。現実に首都高速の範囲で行けるディズニーランドの浦安では似たような現象が起きました。

木更津市は浦安市の8倍の面積がありますから経済効果は大きいと思います。同様のことは神戸の対岸の淡路島や徳島県にも言えます。盛岡や群馬県の藤岡や佐賀県の鳥栖などのように高速道路の交差点にあるところも交通の要衝として発展するでしょう。日本全体のコストの低下が始まります。

人と土地を多く必要とする産業は、地価の安い地方にかなり移るはずです。高速道路無料化によって交通アクセスが改善すれば、ビジネスの可能な立地が大きく広がるからです。

農家や網元はもっと簡単においしいものを届けることができるようになります。宅急便の値段も下がるでしょう。地方に住む人が増えれば、航空会社や鉄道のローカル線の収支も改善するでしょう。

その分、羽田や東京駅の混雑は減ります。海外からの観光客も地方を訪れることが増え、東京以外の日本の国土の美しさや食べ物や温泉や人情の素晴らしさに触れれば、地方から海外への直接のIT(情報技術)を駆使したマーケティングも当たり前になるでしょう。

フランスやイタリアの農家がやっていることを日本でもできるようになるわけです。スター農家や網元が各地で生まれるはずです。大学やベンチャーキャピタルと組んで地方でITそのものが発達すれば、ワインカントリーでもあるシリコンバレーに似てきます。

そんなチャンスを求めて田舎に住む若者も増えるでしょう。その中から新しい起業家が生まれるかもしれません。

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